【新川に潜む謎の魚を追う】
ミスター「今日、新川を覗いていたら、縦縞が特徴的な魚を見かけたよ!もしかしたら・・・」
マチャ「え、夏井川水系でそんな話聞いたことはないですよ?」
ミスター「あくまで噂レベルだが、聞いたことはあったんだ。もしかしたらだけど・・・」
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ミスターから不思議なメールを貰ったのは先週の事だ。
先日の「ケミホタル観賞会」の際にもミスターには確認したのだが、なにやら夏井川水系の新川でめずらしい魚を見たというのだ。
まだ確定的ではないが、面白い話だ。
ならば新川にいくしかあるまい・・・
そんなわけで、新川に潜む謎の魚を追い、私は新川に足を運んだ。

新川は、私が幼少の頃に過ごした場所の近所に流れていた川であるため、非常に親しみの強い川である。
新川には非常に鯉が多く、上流には白水阿弥陀堂がある細い二級河川だ。
この川に生息する魚など大分限られるが、私のしる限り、鯉とウグイ、ナマズを一度みただけという悲しい川だ。
本当にこの川にあの魚がいるのだろうか・・・
ロマンをお求め新川で竿を出した。
今回は、ミミズをエサにとにかく数釣りの日になるだろう。

仕掛けはノベザオのウキ釣りとした。

ミャク釣りの方が得意だが、ウキ釣りの方が広範囲を狙える為だ。
しかし、どうしても最初はルアーを投げたい欲求があるので、スピナーを投げて一匹釣った。


ルアーにアタックできるサイズのウグイがあまりいない場所らしく、アタリが一度だけだった。
さて、本番だ。
ミミズを付けて、ウキを投入・・・


すると、すかさず・・・

ピク・・・
ピクピク・・・
スッ・・・
ウキがストーンと水中に消し込むアタリにアワセルが乗らない・・・
あれ・・・
再び投入・・・
すると・・
ピク・・・ピクピク・・・
スッ・・・
おりゃ!
・・・あれ???
全然ハリ掛かりしない。
丁寧に針にミミズを付けて、再度仕掛けを投入!
すると・・・
スッ・・・
おりゃ!
クククク!!!!
釣れた〜・・・

ちっせ〜・・・

こいつらが突いていたわけか・・・
そりゃハリ掛かりしないわ。
その後、ま〜釣れる・・・
これはタモロコか?

ん〜・・・・
中層はこいつらが邪魔をする・・・
底か!?
底に落としてみた。
すると、スーっとウキが消し込むアタリにアワセると中々の引き!
ブルブル!!!
そして釣れたのが・・・
あ・・・ハゼ・・・

マハゼが釣れた。
ここまで遡上してくるのか・・・
ん〜・・・どこを責めてもウグイ、モロコ、ハゼが幅を利かせている・・・
お目当ての魚はまるで姿を見せない。
するとここで禁断症状があらわれる・・・
「か・・・かかかか・・・菅スプーンを投げたい・・・」
あまりの小物のオンパレードに嫌気がさして菅スプーンという禁断の果実に手を出してしまいそうだ・・・
いや、すでに手を出していた・・

すると・・・
ガッ!
根がかりした・・・
あああああああああ!!!!!!!
ん〜・・・どうしよう・・・
浅いみたいだし・・・
取りに行こう・・・
そして、菅スプーンを救出した。
私のズボンは水浸しだ・・・

投げなきゃよかった・・・
かつての戦友は我関せずと言わんばかりに凛としている・・・

兎に角、無事救出成功した。

さて、再びウキ釣りに戻り、悪夢のような小物釣りを再開する・・・
ま〜釣れる。

しかし、本命は出ない。
ウグイとタモロコが釣れる。
5pくらいの雑魚ばかり・・・

すると、ひときわ良いアタリにアワセをいれる!
目を疑った・・・

自信最少記録の魚が釣れた。

お、お前が引いたってのか!?
いや、巻き沿いを喰らったのだろう・・・
かわいそうなことをしてしまったな〜・・・
それなら、せめてコイツをエサにして釣ろう・・・
そして、キャスト・・・
ウキがスーと落ちたアタリにアワセルとガッ!!!
お、重い!!!
今までにない重みだ!!!
重いぞ!!!

重い・・・
重い。

は〜・・・
なんだよこれ・・・

あの小魚が無念でならない。

せめて魚のエサにしたかったが・・・
すみません。
その後結局釣れるのは雑魚ばかり・・・

総数22と訳のわからない数釣りをして、今日は納竿とした。
ミスターが見たという謎の魚の解明は、まだ先になりそうである。
2016.09.17
場所 :いわき 夏井川水系 新川
天気 :晴れ
時間 :8:00〜10:30
風 :なし
仕掛け:ノベザオ ウキ釣り
エサ :キジ
釣果 :ウグイ モロコ ハゼ 総数22
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