2016年10月17日

【木戸川のサケ漁はじまる】






【木戸川のサケ漁はじまる】

木戸川。


楢葉町を流れる二級河川。

川幅も広くなく、至って普通にも見えるこの川は、震災前「サケの遡上数」が日本の中でもかなり多く、「サケ」で名をはせた川だ。

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木戸川といえばサケというイメージがすぐ浮かぶ人は少なくない。


しかし、震災後サケの稚魚を放流する事ができず遡上数が震災前に比べて激減。


木戸はもうだめだ・・・


多くの人がそう思ったことだろう。


そんな最中、あきらめない漁協員の努力の甲斐あって、ようやく昨年から稚魚放流事業も再開。


今年度は震災前と同じく1000万匹の放流を目指しているというのだから、その暗中模索の中、ただひたすら進み続けた木戸川漁協の力強さに感動を覚える。


今日、2016.10.15日にその木戸川で今年の初漁があると聞き、私もその様子を見学するべく足を運んだ。

久々に来るな〜・・・木戸川。

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すると、見覚えのある顔が・・・

アクアマリンふくしまの職員の「吉田さん」も協力する為に来ていたようです!
うみラボ調べラボでお世話になりました!

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【組合長と話す吉田さん(右)】

吉田さんと話をし、なぜ木戸に?と聞くと、慕っている先輩がいるのだという。



その方が、木戸川漁協の「鮭ふ化場長」の鈴木さんだ。

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【メディアの対応をしている鈴木さん】

鈴木さんはメディアの方達の質問攻めで身動きが取れない様子だったので、とりあえず落ち着くまで漁の見学に専念した。


本日行われたのは「合わせ網漁法」という漁。


そして安全祈願を終え。

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漁が開始!

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漁の様子↓



迫力の漁の光景にあっけにとられてしまった。



これが木戸のサケか・・・凄い・・・

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今遡上しているのは、ほとんどが自然ふ化によって海に出て行った個体達で、今の時期は、まだサケの最盛期には少し速く、先陣を切って遡上してきた個体達なのでまだ数はそこまでではないという。

私も恐縮ながらサケを持たせてもらいました!

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そして、漁場からほど近い加工場にすぐ運ばれ、現地で販売されていました!

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まだ数があまりないため、陳列されたサケはすぐ一般の方が買っていくので、すぐに売り切れ!
どれだけ木戸のサケが愛されていたのかがわかります。


ちなみに、高級ブランドの木戸の鮭・・・めっちゃ安い!

私も買っちゃいました!

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価格はサケはオスが1キロ700円、メスが1キロ1200円
切り身は5切れで500円。

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切り身に至っては、スーパーで100円とかで売られるサケの切り身の3〜4倍の分厚さがあり、量だけで考えてもスーパーなら1500〜2000円(一番安くても)レベルの内容でもって、木戸のブランドを度返しし、鮮度抜群なのにもかかわらず500円!


もっと欲しかったが、他の方にいきわたらない可能性を危惧し、6パックと、メス一匹を買わせてもらいました!(^_^;)

私のせいで買えなかった方がいたらすいません(^_^;)

しかし、これから毎日漁がおこなわれるということなので、木戸川漁協の売店に行くと、この激安高級鮭が毎日買えるので、是非足を運んで見る事をおススメします!


さて、漁も落ち着き、木戸川漁協ふ化場長の鈴木さんと少し話ができる機会があったので、色々聞かせてもらっちゃいました。


その話を聞くまで、私は鮭の事を何も知らなかったんだと実感したと同時に、今日本当にここに来て良かったと思えたのだ。


マチャ「鈴木さん、初漁おめでとうございます! 大漁のように思えましたが、あれでも例年に比べれば少ないってことですよね?」

鈴木さん「全然すくないよ(笑)」

マチャ「ちなみになんですが、年間の遡上数って震災前はどのくらいだったんですか?」

鈴木さん「7万から10万匹が平均で、豊漁の時は16とかいく年もあるよ!」

マチャ「7〜10万匹!? すごい数だ・・・」

私が驚いていると、鈴木さんが孵化施設を少し見せてくれた。

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これが孵化施設ですか・・・

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鈴木さん「鮭一匹から取れる卵が約3000個。
採卵し、受精させ、検卵し、孵化させ1000万匹の放流・・・

    「この施設全部で1000万匹の孵化が行われる・・・
ちなみに、この一枠(1箱)に入る卵が・・・10万・・・
それが100枠。それで1000万・・・
つまり、この施設全部の箱に埋まった卵が孵化して放流しても、4〜5年後
帰ってくるのはこの1枠分・・・つまり1%なんだ。」

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マチャ「い、1%・・・」


鈴木さん「10万匹と聞けば多く感じるけど、全体の1%しか帰ってこれない
     。それが鮭なんだ。
     だから、秋サケが食卓にならんだら、その尊さを感じ大事に食べて
     もらいたいというのが、俺の願いだよね。」


4年間の壮大な旅を経て、帰ってこれるのが1%。

私はこの100分の1の物語を考えた時に、物凄くサケが尊い存在であると感じさせられた。

そんなサケ達の事を想い、木戸川漁協では鮭の為の慰霊碑が存在する。

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100分の1・・・「尊い命の物語」を繋ぐ物語。


私は今日、木戸川に来てよかった・・・


尊敬する先輩二人が忙しいなか、どうにか一緒に写真をと頼むと、また快く引き受けてくれる(^_^;)
仕事の邪魔ばかりしてすいません(^_^;)

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私の宝物がまた一つ増えました。




私はその後漁を見てから帰るのだが、心に沁みる言葉を胸に刻み、帰り道に若き彼らの姿を思い返していた。


彼らの命を繋ぐ懸命な作業は今日もまた行われている。

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後日、木戸川で購入した鮭を料理して食べましたが、サケの壮大な物語を知ったうえで食べる鮭は、とても尊いものであるという認識が上乗せされ、非常に美味しかった。

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【焼き鮭】

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【イクラ丼】


イクラもサケの身も、私はこれ以上心を満足させてくれる鮭には今まで出会った事はありませんでした!

みなさんも、休みの日にでも木戸川に足を運び、絶品の鮭を買いに行ってみてはいかがでしょう!

木戸川では、毎日午前中に合わせ網漁がおこなわれるよううなので、午前中に行けば漁の様子も見れるかもしれません!

木戸川の完全復活がもう間近である今、彼らの活動を全力で応援したいものです!


注)今年の鮭有効利用調査(釣り)は、余剰鮭が見込めない為に中止となっておりますが、今年度から1000万匹を放流するという事なので、我々釣り人が気になる有効利用調査も数年後には再開されることでしょう!

それまでは復活しつつある木戸川を眺めながら、その足で木戸の鮭をお土産にサケの尊さを多くの人に伝えたいものです。



【関連】
木戸川漁業組合


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ラベル:木戸川
posted by 釣りキチ・マチャ at 07:58| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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